先延ばしADHD。やるべきことから逃げ続ける問題に解決策はあるのか


しゃれにならない問題を抱えています。

目上の人相手だったり、大事な仕事などで、いつも以上に慎重にやり遂げなくてはいけないというプレッシャーがかかると、必ず失敗するのです。
しかも、言い逃れのできない失敗を。

今回はうだうだと悩む内容です。

フリーズ問題

回避できる失敗を回避せず失敗するのです。
報告しないといけないのにしてないとか、書かなきゃいけないものを書いてないとか、忘れたとか無くしちゃったとか。
麻痺してしまうのですが、外から見ればわざとやったように見えるでしょう。

目上の人相手のメールも苦手です。
「すぐに返さなければ」と思うと、逆に返せないのです。
すぐに返さなければ、こんなことしてる暇はないのに、と後ろめたい気持ちをずっとかかえたまま動けない。
動けない自分を責める。
責め続けて日が暮れる。
どんどん状況は悪化する。

どうしていつもこうなの?
はい落ちた!気持ちオチタヨー

一旦麻痺してしまったら、バックレ状態になります。
もうその問題のことを考えるのすら嫌。
メールも見ない。
怒りのメールが来ているのが怖いからです。
逃げてる自分を責める気持ちと、申し訳なさと、怒られるという恐怖が身体を満たしているようです。

突破のパターン

他の人に話をすると解決することがあります。
実はたいした悩みでは無かったと分かるからでしょうか。
他人の問題に置き換えてみると、それほど恐れる必要は無いことに気づくのです。
発端の出来事よりも、必要以上に恐れすぎたせいでしばらく連絡を取れなかったことの方が大問題になります。
どうでもいいことを大問題だと思いこんでしばらく抱え、逃げ続けるストレスで不要な苦しみを味わって、連絡を取らなかったという不要な問題を自ら招いていたのです。

こうなると、開き直って謝りまくって、適当に片付けます。

再発のパターン

さて、そうやって一つの抱え込んでた案件が解決したとします。
しかし一週間程度でまた新たな同じような問題を抱えてしまうのです。

この感情の核は、後ろめたさ、きちんとできなかったという引け目、怒られることへの恐怖。

どうしていつも同じ問題を抱えるのだろう?自分でもよく分かりません。
仮説としては、問題を抱えたいのかもしれません。
一つ解決してすっきりしてもまたすぐに次の後ろめたさを抱え込むのは、
大きな問題が片付いたことで、それまではどうでも良かった小さなミスや申し訳なさの種にクローズアップして、大きな問題として考えてしまうのかもしれません。
常に後ろめたさを抱えていないと落ち着かない病理に陥っている気がします。

で、なんでなの?

最近、アドラー心理学の本を読んでいます。
アドラーによれば全ての行動には目的があるのだそうです。
一見嫌々やっていることであっても、何かしらのメリットを得るために、その行動を自分で選択しているのだといいます。

目的論は、ある目的のために、自分で原因を作り上げているという考え方。
例えば、Aさんが頭が痛くて勉強できないと主張したとします。
これを原因論では、「頭が痛いという原因があるから勉強できない」と考えます。
しかし、アドラー心理が唱える目的論では、「勉強をしないために、頭が痛いという原因を作り上げている」と考えるのです。http://studyhacker.net/columns/busy-lie

では私の場合、変な言い方ですが、何の目的で失敗しようとしているのでしょう。
目上の人へのメールを例にとって考えてみます。

「失敗しないためにメールを送らない」と考えることもできそうです。目的は「失敗しないこと」で、わかりやすいです。

他方、もう一つ別の考え方をとることもできます。
「メールを送らないために『失敗してはいけないという思い込み』という原因を作り上げている」ということ。
とにかく面倒くさがりだからメールを送りたくない。それを理屈づけようとしているに過ぎないということになります。
確かに目上の人や大事な仕事のメールは慎重に見直さなければならず、集中力も消費するし疲れます。
「とにかくやりたくない」が理由だなんて…ぐぐ…リタ・エメットの言うとおりじゃないか…

参考

年末はこれを読む。

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