寒くなりましたね。町中で、くしゃみをする人を見かける季節になりました。
私にはくしゃみ鼻づまりは毎日のこと。幼い頃からアレルギー鼻炎でティッシュが欠かせません。太ってないのにいびきもかきます。肌もかゆくなります。
さて、ADHDの人は鼻炎が多いという記事を目にして、少し考えてみました。
確かにアレルギー持ちの方が多い気がします。自閉症の人はお腹が弱いとも聞きます。お腹=腸内環境といえば、免疫を司る場所。アレルギーは免疫疾患ですから、自閉症スペクトラムもアレルギーと関係がありそうです。アレルギーと発達障害の関係を調べてみました。
ADHDの原因
神経系の発達が阻害される説
ADHDも、一般的には生まれつきの脳の発達の問題と考えられている。主にはドパミンやノルアドレナリンといった脳の神経伝達物質に関連した神経系の機能障害、部位でいえば、それらの神経系が活発に活動している前頭葉(とくに右前頭前皮質)、大脳基底核および小脳の機能障害が推測されている。
(中略)
これらの神経系の活動は環境因子や睡眠リズムによっても変化する部分があり、発達早期すなわち乳幼児期の環境や生活リズムは、その後の脳の発達に影響する。
よりページが見つかりませんでした – 公益社団法人 発達協会-発達障害児・者への医療・療育と研修・出版-北区を拠点に活動
幼少時に脳(神経系)の発達がうまくいかなかったことが原因と考えられているそうです。
ということは、小さい頃の鼻炎で脳に酸素が十分に届かなければ、神経系の発達が阻害されてADHDになる可能性があるといえるのではないでしょうか?
呼吸困難でADHDっぽくなってるだけ説
アレルギー、鼻炎、喘息、呼吸器系の障害 鼻閉、かゆみ、呼吸困難が続くことによって子どもの集中力が阻害され、注意欠陥/ 多動性障害(ADHD)に類似した症状が引き起こされることがあります。
一般臨床医のための発達障害の対応マニュアル 鹿児島県医師会(pdf)
つまり、脳の発達にかかわらず、鼻炎等による呼吸困難の直接の結果としてADHD的な症状が生じるということ。この場合、脳の発達は阻害されていないのですから、呼吸困難を解消すればADHDの状態が解消される可能性があることになります。
これは魅力的な話です。
鼻炎の解消方法が気になります。
アレルギーの仕組みを調べてみると、ストラテラ(ADHDの治療薬)にも関係するノルアドレナリンがアレルギーに関与していることがわかりました。
アレルギーのしくみ
副腎皮質ホルモンがアレルギーを抑える
副腎皮質ホルモンは、リンパ球などの免疫細胞によるサイトカイン(アレルギー反応を活性化させる作用がある)産生を抑え、アレルギー反応が起きたときに放出されたロイコトルエンなどのアラキドン酸代謝物によるアレルギー反応亢進作用を抑えて、過剰なアレルギー反応を調節します。したがって、身体の状態に適した量の副腎皮質ホルモンが適切に分泌されることが、アレルギー性疾患の病状を軽くさせるために必要です。
よりアレルギーと睡眠、睡眠の発達
つまり、副腎皮質ホルモンの分泌が適切になされないと、アレルギー反応が生じると。
そして副腎皮質ホルモンを適切に分泌させるためには、次の項目で説明しますが、ノルアドレナリンを正常に分泌して、深い睡眠をとることが欠かせないのだそうです。
深く眠れば副腎皮質ホルモンが出る
副腎皮質ホルモンは起床前の浅い眠り(レム睡眠)で分泌されます。
ただしそれには条件があって、入眠直後に深い眠り(ノンレム睡眠)をしっかり取り、成長ホルモンを分泌していることが必要なのだそうです。
ノルアドレナリンで深く眠れる
また、
ドーパミンは浅い眠り(レム睡眠)をもたらし、セロトニンとノルアドレナリンが深い眠り(ノンレム睡眠)をもたらします。
つまり、深い眠りをもたらすためには、セロトニン・ノルアドレナリンの働きが鍵となりそうです。
ノルアドレナリンが鍵なのか
さて、ノルアドレナリン。
ストラテラは、ノルアドレナリンの分泌を整えてくれる薬でした。つまり、
ノルアドレナリンには二つの効果がある
1 ADHDの症状が治まる。
2 アレルギーが治まる。
(ノルアドレナリンのおかげで深く眠れる
→深く眠れると成長ホルモンが出る
→成長ホルモンが出ると副腎皮質ホルモンが出る
→副腎皮質ホルモンはアレルギーを抑える。)
逆に言えば、ノルアドレナリンが正常に分泌されなければ、ADHDになるし、アレルギーになる(ついでに睡眠障害にも?)ということ?
まとめ
やっぱりアレルギーとADHDはつながりがありそうです。
今後も情報を集めていきたいと思います。
参考資料
腸内環境を整えることでアレルギーが治まるといわれます。
私はiherbでこちらの乳酸菌を飲んでいます。夕食を抜いてこれを飲むと、よく眠れる気がします。
参考にしたサイト
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