考えるな。感情は置いて、ただ動け。

こんなツイートが流れてきた。


 

記憶が呼び覚まされた。確かにそうだ。深く共感する。同じことを考えていた。

朝起きたときから、いや、起きる直前のうっすらした意識で考えている。

今日はこんな面倒なことがある、起きたくない、起きなくて済む方法はないかと、頭を働かせている。
今日の苦しみを考えてうんざりしてしまって、気力を削ぐ思考をしてる。

考えなければいい。

まだ起きていない面倒なことなんて考えなければいい。
子どもが注射を嫌がって、医者に行きたがらないようなもんだ。
痛みは一瞬しかないのに、「痛みを考える」という苦しみを、自分でもてあそんで長々と味わっている。
自傷行為みたいなものだ。

仏教のこんな話を思い出す。

毒矢に当たって苦しんでいる人に会った。驚き毒矢を抜こうとすると、その人は言った。
「私に毒矢を射たのはどんな人間か。背は高かったか低かったか。男か女か、色は白かったか黒かったか、バラモンか奴隷か。」
しかし、そのようなことを気にしているうちに、毒が回って死んでしまった。

考えることは救いにならない。
毒矢を抜けばいいだけなんだ。

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