他の人が当然こなせることがなぜ自分にはできないのか。
大人の発達障害という言葉を初めて知った方、病院に行くのはハードルが高いと思っておられる方、まずはチェックリストで簡易診断をしてみては。ネット上で簡単に行えます。
ということで、ネットでできるADHD・ASDのチェックリストをまとめました。
わたしはリスト。
大人のADHD症状チェックリスト:成人(18歳以上)用
日本イーライリリー社が出しているチェックリストです。
イーライリリーとは、ADHDの薬ストラテラを販売している会社です。同社のウェブサイト「大人のためのADHD」は、ADHDの基本的な情報が載っており、ざっと目を通すのによいです。
ニューヨーク大学、ハーバード大学医学部などの大学教授が作成者となっており、5,6問程度の簡易なチェックリストですが医学的な信頼性は高そうです。
ご丁寧にも医療機関を受診する際に提出するための結果印刷ボタンまでついています。
「大人の発達障害」を疑ったら試したい20のチェックリスト
文春オンラインに掲載されているチェックリストです。
どんぐり発達クリニックの医師のコメントも掲載されています。
自閉症スペクトラム(ASD)とADHDのそれぞれについて各10弱の項目を掲載しており2分程度でさっとチェックできます。
半分以上当てはまるとASDやADHDの疑いありとなります。
「児童生徒理解に関するチェック・リスト」 Ⅱ. 「不注意」、「衝動性-多動性」について
文部科学省が作成した子ども向けのチェックリストです。
親や教師の観点で対象児童を評価するという形式ですが、子どもの頃の自分を振り返ってチェックしてみてください。時間を遡って、当時の自分を親の視点で眺めるような不思議な感覚を少しだけ味わえます。
設問は10問弱、プルダウン形式で回答します。
エイメン・クリニック式ADD分類チェックリスト
ダニエル・エイメン博士が提唱するADHDの分類に従ったチェックリストです。
エイメン博士は、ADHDを次の6タイプに分けます。
不注意優性タイプ(夢見がち)
過集中タイプ(頑固者)
側頭葉タイプ(怒り傾向)
辺縁系タイプ(うつ気味)
火の輪タイプ(躁うつ傾向)
ADHDは糖質を控えるべきとよく言われますが、この分類によれば「過集中タイプ」は高炭水化物の食事がよいといいます。
この分類は根拠が薄弱だと批判されているようですが、ADHD界隈では有名な分類ですしエイメン博士の本は食事療法やサプリメントのアドバイスが豊富なので、試しに生活を変えてみたいけれど方法が分からないという方には参考になると思い、掲載しました。
ご自分がどれにあたるかチェックしてみるのもよいのでは。
まとめ
医学的な信頼性という点では、イーライリリーのチェックリストがよさそうです。
エイメン式チェックリストは詳細に分類してくれますが、批判もありますので参考程度になさるのがよいかもしれません。
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