センター試験を振り返ってADHDが目標達成できる条件を考える

今日からセンター試験。電車には単語帳をめくる受験生がたくさんいました。みんな、これまでの頑張りが発揮できますように。

仕事では苦労している私ですが、センター試験はそれなりにうまく行きました。

この違いはどうして生まれるのでしょう。

大学受験がうまく行った理由が分かれば、仕事にも活かせるのではないでしょうか。ちょっと考えてみました。

 

違い1 明確なゴールの存在

センター試験は、志望校を決めれば目標点が自ずと定まります。

ADHDにとっては、優先順位付けが一番苦手。優先順位をつけるには、ゴールとの乖離を測ることで決められます。センターを振り返ってみると、それを自然と行えていたと思います。

ゴールからの逆算思考が自然とできる環境だったということです。

さらに、目標は点数ですから量的でわかりやすく、簡単に評価を行えます。「ゴールまであとどれくらい頑張ればいい」かが分かるので、やる気もでます。

 

違い2 タスクを適度に分割できていた

「困難は分割せよ」という言葉があります。

大きすぎるタスクは手に負えません。スケジューリングできる単位に分割することが必要です。

受験というのも一つの大きなタスクです。

しかし、受験は科目毎に分かれています。つまり、教科別に点数目標を設定するので、目標を細分化する思考が自然とできていたのです。

受験に立ち向かうには、勉強計画を立て(プラン)、勉強し(DO)、点数をチェックする(チェック)、という過程があります。それを行うにあたって、教科ごと・単元ごとという管理可能な小さな粒度に分割できていました。

違い3 目標を共にする仲間の存在

同じ目標を共有する友人やライバルにかこまれていました。

ADHDにとっては寄り道が鬼門です。周囲の人間が皆同じ受験生だったので、有無を言わさず勉強するしかありませんでした。他に選択肢がなかったのです。

これは大きい。

 

まとめ

センターのように仕事を軽やかに達成するにはどうすればよいのでしょうか。

学びをまとめます。

① 目標を定める。

大きなゴール、達成したい結果のことです。
目標が無いと、どこに向かっているのか分からなくなります。
忙しい日々の中で、やるべきことから手をつけるのは必須。やるべきことを判断する(優先順位をつける)ためにも目標は必要です。

② 目標を数値化する。

マーケティングの「KPI」(Key Performance Indicator)の考え方がぴったりきます。
目標は徹底的に数値化し、定量的に定めるのがポイントのようです。

③ 目標を5つに切り分ける。

センターの科目程度に分けます。5つでも6つでもいいですが、人間が記憶できる数は7つまでだといいますから、多くても7つでしょう。

④ 人を巻き込む。

仲間を作り、頑張る以外の選択肢が目に入る回数を減らします。

※この記事は、15分間で書きまくる「ノンストップ・ライティング」の方法で執筆しました。詳細はこちら>>>「伝え方の訓練にノンストップライティングをやってみた」

コメント

タイトルとURLをコピーしました